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11月30日 8bit CPU WZetaの命令セット仕様と設計図の誤記修正

シミュレータは正しく実装されていますが命令セット仕様と設計図に誤記があったので修正したものを WZetaのサイトにリリースしました。
修正したのはGETPC,SETMC,SETPC,SETMC命令のみ。PC(プログラムカウンタ)や MC(ミリコードカウンタ)は17bitであるのに対しABレジスタは16bitなので 最下位ビットに0を追加する必要があります。


11月29日 8bit CPU WZetaの相対ジャンプについて

ツイッターサブ垢のTL上でZ80の 相対ジャンプが話題になったようです。Z80の相対ジャンプは-128~127までだけど 6バイトのサブルーチンで全アドレス空間に分岐できるというプログラミングテクニックがあるとか。

全アドレス空間に分岐できる相対ジャンプはリロケータブルなプログラムを作る上で 必須のテクニックなのでWZetaは、どうなのか?

全アドレス空間にジャンプ可能な相対ジャンプはWZetaには存在しません。 WZetaの命令セット設計中、どうしようかと悩みました。中学時代にリロケータブルな プログラムのメリットをSHARPのポケコンPC-1251で知っていたので。

自動運転などで使われるIoTセンサーなど、今後、非常に多くのデバイスが生産されることが 予想されます。WZetaは、そういったところでの利用を想定して、トランジスタ数当たりの性能を 追及した軽量なCPUとして設計しています。 このため全アドレス空間にジャンプ可能な相対ジャンプ命令は、不採用にしました。

代替方法は、いくつかありますがBAL命令を使った実装例で説明します。 レジスタR1とR2に16bitの相対アドレスの値をセットしておきます。

呼び出し側
BAL m ; m、アドレス低位の1バイトアドレス

呼び出される側
SWAP
ADD A,%R1
SWAP
ADDC A,%R2
JMP A:B

ツイッターのTL上にあったZ80のテクニックと同程度の性能はあると思います。


11月27日 ここ数日の活動記録

ツイッター以外のSNSを見直していました。ただ、やっぱり産業スパイによるサイバー攻撃で 強制的に眠らされたり、目を見えにくくされていたため、あまり元気には動けていなかった。 近くのスーパーで頼まれた電池を買おうとすると、電池売り場にVRゴーグルが入荷されていたので、 昨年、購入していた安物のVRゴーグルを改造することを思いついた。

目は、かなり見えなくなっているので、高級品を買う勇気はなく、安物でどのくらい見えるだろうか? と思って昨年、購入したものの、7インチのタブレットでは画面が大きすぎて、 常に上目遣いでいなければならなかった。タブレット抑える取っ手を引き抜いて、厚み7mm程度の木材を 挟んで、木ネジで再びくっつけた。

androidタブレットも安物で1024x600の画面サイズだけど、VRゴーグルの距離で見るには、 画素が粗すぎて鑑賞に堪えない。性能も低いandroidなので動画変換が必須。 VRゴーグルは、もっとずっといいものが、いいかなと思った。 僕も、目が悪くなっていなければなぁ...

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11月21日 地球資源のためにできることをやる

産業スパイによる妨害で作業ができないから雑用が進んでいるともいえる。

使用済みトナーを回収ボックスにいれるため1時間近く近所の家電量販店の回収ボックスをネットで探した。 ついでに使えなくなったTOSHIBAポケットコンピュータ GENIO e400の充電式電池を取り出す。 充電式電池はSONY、液晶ディスプレイはSHARPだった。液晶ディスプレイは320x240、65536色なので WZ-660(320x240 4096色中16色)よりカラフル。写真には基板からディスプレイにオレンジ色の 2つのフラットケーブルが刺さっている。以外とケーブルの本数が多い。

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11月17日 独立電源ベランダ太陽光発電で節電

2022年12月1日から来年3月末まで政府から節電要請が出たみたいなので気の向くままに 節電をすることに。気の向くままというのは節電をすると補助金が出るらしいのですが、 補助金を貰うと、それ以上に、産業スパイがイジメをするので、補助金は貰えませんけど。 (産業スパイ、ムカつく)

2011年3月の東日本大震災で節電要請が出されたときに独立電源ベランダ太陽光発電 を作ったのですが、最近は2017年に交換したバッテリーが弱ってスマホやタブレットの充電くらいにしか 使っていませんでした。父親から中古バッテリーを貰って再び、節電活動を増強しました。

自室の隣の部屋のLED電球と小型のPCで使えるようにしました。

隣の部屋は冷蔵庫やパソコン機器の倉庫があるので、長時間使うことはないのですが、 LED電球を、つけっぱなしにすることがあるので、以外と節電効果があるかもと思っています。

小型のPCの使い方は、あまり決まっていないのですが、先ほど動画変換で使えました。 昔は趣味でffmpegなどのオープンソースを使って動画変換をしていたのですが、 最近は忙しくて使っていませんでした。ちょっと前にVectorで購入した 動画変換ソフトを使っています。頻繁に使うのならオープンソース系の動画変換に変更して 日本で動画のオープンソース活動をしている人に寄付をすればいいかなと思ったのですが、 そこまで動画変換の趣味をしている暇は無いかもしれません。

写真は本日撮影のベランダ太陽光発電(2011年6月設置)です。11年半が経過してステンレスが 黒くなったわけではなくて、父親が黒の再塗装を1年前くらいにしたから。
このベランダ太陽光発電のサイトが以下のURLにあります。(URLは何度か変更されています)
https://neo.icf3.net/canal/

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11月16日 日立の高速伝送基板に僕の活躍があった話

昨日の日記のUSB 3.0の科学にあまりお金が払われていないというのは、僕のような使い捨て エンジニアを使っているからだということに気づいた。(爆笑)


過去に何度か、書いているから、あまり詳しく書かないけど、僕は高速伝送基板でも 活躍している。活躍できた理由は1995年、エンジニアリング・ワークステーション利用が 進む中、アナログ電気屋では、まだ普及していなかった。日立は米国HPと 提携していたので日立版のUNIXを作っている部署もあってワークステーションが 使える人が、いるにはいた。ただソフトウエアで優秀な人は、あまり日立に入らない 傾向があった。

僕は1995年2月に日立の大型コンピュータ事業部のアナログ回路を一手に引き受ける テクノロジ開発部に派遣された。スパコンやメインフレームの基板を設計している。 アナログ電気屋は、物理やコンピュータは得意なのだが、プログラムを書けるほどの人は、 いなかった。

当時のマイコンよりは高速な基板を実際に製造して波形を観測しているので、 技術的にはマイコンを先行しているように思っている。 当時のマイコンと比較できていないので、どのくらいかは不明。

今や多くの人が高速基板実装のための回路シミュレーションでアイパターンを 評価していると思いますが、プログラムが書けないアナログ電気屋では、 アナログ電子回路シミュレーションしても、紙に印刷して波形を切り抜いて 別の台紙に糊づけするという作業をしていた。びっくりでしょ!

僕の派遣の目的は、アナログ電気屋のお手伝いで電子回路シミュレーションを ワークステーションで行って配線規則ライブラリを作成するためのデータを採取することだった。 現場にいた中央研究所出身の課長が、僕を見て、シミュレーション結果のデータを プログラムで重ね合わせてアイパターンをグラフ化するソフトウェアを作る作業に変更した。 アナログ電気屋の糊付け波形ではデータパタンによるジッタまで評価できなかった。

こうして僕は日立の高速伝送基板の黎明期に活躍してしまった。 日立に入って2年目の人が書く僕の研修員論文に、これを書いたのだけど、 この後の長時間残業時代に、この研修員論文のデータが、どこかに消えた、、、 会社に提出しているはずだから、残っていると思うけど。

参考までUSBは差動回路だから、僕がやっていた回路と少し違うのですが、 テクノロジ開発部で僕を担当した人は、この時期に差動回路をやっていた。


11月14日 自作回路シミュレーションでVGA回路を自作

VGA出力アナログ回路を技術的にタダで作るのは以外と難しいのかもしれない。 現在、VGA仕様についてライセンスについての記述は見当たりません。 ですのでVGA出力アナログ回路の実装技術についてのみの議論をします。

VGA出力回路を搭載したWZ-6xx互換機を個人で作って楽しむ場合には、あまりうるさく言われないのかもしれない。 互換機を作って販売する人はVGAアナログ回路を作れる技術を持っていることを言えたほうがいいのかも。

僕は自力で作りました。僕がVGA出力アナログ回路を作るまでに実際にあった記録で説明します。

結論を先に言えば、中学で習うオームの法則だけで、何も見ることなく簡易な電子回路シミュレータを 自作して、力技で数値解析して、試行錯誤の上、VGAアナログ回路が出来上がった。

最初はDigilentのFPGAボードの回路図にあったラダー回路を使うことを考えていました。 Digilentの回路を検証するために、いろいろ考えましたが、結局、回路シミュレータによる 力技を使うことにしました。ここでSPICEなどの回路シミュレータを使ってしまうと、 SPICE代を請求される恐れがあったので、簡易な回路シミュレータを自作しました。 教科書を見ることもなく中学で習うオームの法則だけで、できる簡易な回路シミュレータですが、 回路シミュレータというより、全領域探索して、すべてのつじつまが合うことを検証する C言語のプログラムです。 並列つなぎの合成抵抗で計算したわけではなくて、ある点での 電流の入出力の総和は0になることなどを使って作った。

このC言語プログラムでラダー回路を検証してみると消費電力が大きいことに気が付いて、 別の回路を模索することにします。2のべき乗の重みのデジタルデータですから、 最初に考えるのは2のべき乗の抵抗にすること。これを実際の回路で力技で試して、 最終的な抵抗値を求めていきます。

まとめ僕はWZ-6xx互換機向けのVGA出力アナログ回路を公開予定ですが無保証なので、 互換機の販売を考える人はVGA出力アナログ回路の知財を考えてください。 個人で楽しむだけの人は、VGA知財を考えなくても、僕は、いいような気がします。 無保証なのでディスプレイが故障しても免責させてください。


11月14日 8bitパソコンWZ-650開発進捗

ハード試作の完了。VGA回路のテスト。これまで8色でしたが回路を16色に修正しました。 カラーバーが16色で表示されました。オーディオ用DACが立体交差しているのは抵抗を買い間違ったため。

カラーバーの境界線が少しにじんでいるのは、僕の回路が悪いのではなくて、 画素数が1024x768であるのをディスプレイ内の回路によって640x480に変換しているから (ディスプレイの説明書に書いてあった)。
WZ-650は320x240ではなくて640x480のVGA信号を出力している。

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11月12日 8bitパソコンWZ-650開発進捗

まずはブレッドボードで試作開始。今日の成果。 PS/2-USB変換ケーブルからPS/2のコネクタを引き抜いて ブレッドボードに刺せるように半田づけをした。

ここから産業スパイによって攻撃された話。
テスターで半田付けを確認。
(1) テスターの赤と黒の棒を接触。0Ωになることを確認。
(2) 半田付けされたピンを順番にテストしても0Ωになるピンがなかった。

産業スパイは、ネット上のPS/2コネクタの画像でピン位置を同じにして、 上下反転させた画像を僕につかませた。 もう一つ、テスターが赤棒を断線されていた。
テスター赤棒の断線が最初の0Ωテストで発覚すると、せっかくのトラップが 台無しになるので、ここは産業スパイ得意の電磁パルス攻撃でテスターの表示を 改竄したのだと思う。

産業スパイは攻撃を完全に隠すことを目指していないようだ。 リアルタイムのインターネット連動による多重トラップで僕を翻弄してくる。 昨日の妨害でも、日記には書いていないトラップを仕掛けていた。 壊れた半田ごてと同型のものをネットで検索すると、 写真全てにフックのついた金属リングが無い。これ、後日、調べると フックのついた写真が結果に出てくるのだろうなぁと思いながら、このトラップは回避成功。

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11月9日 8bitパソコンWZ-650の高速化なるか?

Cmod S7の在庫切れで先にWZ-650をCmod A7に実装することを考えています。 FPGAチップの外部にSRAMを配置できるようにして数十円のSRAMで利幅を増大させることを考えます。 FPGAチップ内のSRAMのときには100MHzで動作したものが12.5MHzにまで遅くなるので、 ゲームができる性能ではなくなっています。

そこで懸命に高速化を考えていたのですがSDogコアを改良して全命令5サイクル化をすれば、 50MHz相当、つまり100MHzの半分くらいの性能がでるかもしれない。

安価な小型のFPGAチップと数十円のSRAMの組み合わせた8bitパソコンでも、 なんとか遊べるゲームパソコンになるかもしれないという希望がわいてきました。

新規コアの開発工数問題や、SRAMの性能が思ったより出ないなどの問題があるので、 そうそううまくいくという話ではないのですけど。 基板設計を勉強している時間はないので、やりたい人がいないと、Cmod A7の高速化した試作もやらないかも。


11月8日 8bitパソコンWZ-660の基板開発中

DVItoVGA変換コネクタを改造して作った手作りのVGAケーブルでカラーバーを表示させてみた。 WZ-660の仕様は16色ですが、まだ回路はRGBの8色まで。 RGBカラーのつもりだったけどBGRカラーになっていたのでRGBカラーに修正。

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11月7日 早稲田大学応援基金に1万円寄付しました

前回1万円寄付したときはサークル宛に寄付したのですが、その後、早稲田大学総長室社会連携課から メールが届くようになったので、今回は大学全体宛に寄付をしてみました。

僕のゼロ遅延マルチコアによるマルチコアマイコンの技術革新は、 その効果を世界中の人が享受できます。早稲田大学に限らず理系の先生が、この新しい技術革新を 学生に教えられますが、取り分けマルチコアは、早稲田が有名なのでリードしてもらえばと 思いつき寄付をしました。

ゼロ遅延マルチコアが一刻も早く実物を作れるように応援してください。 1コアのWZetaの実装が完成しているので、ゼロ遅延マルチコアは開発すればできます。
CPUのオープンソースはRISC-Vが非常に有名ですが、8bit/16bit CPUのオープンソースでは WZeta/TZetaとなるように日本の皆さん、 頑張りましょう。日本に大きな遺産が残ることになると思います。日本の皆さんの応援が重要だと思います。 WZeta/TZetaは税金を使わない方針なのでゲーム関係で立ち上げるべく動いてます。 ゲーム向け8bitパソコンWZ-660を作っています。

学生の皆さんも、将来を自ら切り開くつもりで、この8bitパソコンWZ-660でゲームを作ってみませんか?

逆風も強いですが、非常に良い条件なので、頑張って乗り切る方向へと。

ゼロ遅延マルチコア


11月7日 ゼロ遅延マルチコアを基準として新規マルチコアの当落を

かなり攻撃的なタイトルですけど文系好みの話なので、いいかなと。

前回、前々回の日記でゼロ遅延マルチコア について書いています。集中共有メモリのSMPでは破綻するので、 様々なインターコネクトのアーキテクチャが考えられている。 集中共有メモリのSMPができるのなら、それが最良なのです。

ゼロ遅延マルチコアは、CPUアーキテクチャによるメモリアクセスの規則性が偶然発生して 生まれたものですが、従来の集中共有メモリのSMPよりも軽いハード量になっています。 ただし1コアの性能も落ちているので、謎なところもあるのですが、 ゼロ遅延マルチコアを考えなくてもマイコンCPUとして実用的なので問題無いのです。 後付けで集中共有メモリのSMPとして便利に使えるという状況なのです。


11月7日 ゼロ遅延マルチコアが、どうやって生まれたのか

かつて僕は並列処理を研究していました。 CPUコア間のアーキテクチャ、インターコネクトはハード量と性能のトレードオフを考えるもの。 汎用性を高めるとハード量が多くなるデメリットが発生します。 トレードオフを考えた結果、ParallaxのPropellerのようなユニークなアーキテクチャが 実用化されたみたいですが、インターコネクトだけを考えていたのでは、限界があります。

もう一歩、踏み込んでCPUアーキテクチャを含めてマルチコアを考えると ゼロ遅延マルチコアが生まれる。

実際は、僕がCPUを作ってみたらメモリアクセスが規則的になったので、 ゼロ遅延マルチコアを思いついたのです。


11月6日 米国Parallaxのマルチコア・マイコンPropeller

秋月電子の通販サイトで買い物をしていると米国Parallaxのマルチコア・マイコンが特価で売られていたので、 どのようなマルチコア・マイコンか、調べてみた。面白いアーキテクチャのマルチコアです。
Propeller 1 (P8x32A) 2006年~
Propeller 2 (P2X8C4M64P) 2020年~

32bit 8コアで共有メモリへのアクセス方法に特長がある。Hubを介してアクセスするのですが、 詳しくはParallaxのサイトの絵が非常にわかりやすいので、そちらを参照してください。
Propeller Multicore
Propeller 1は、CQ出版のトランジスタ技術でも2008年に紹介されていたみたいです。

2020年リリースのPropeller 2は8コアの全てが毎サイクル、共有メモリにアクセスできます。 ただし共有メモリの全領域にアクセスできるわけではなくてタイミング(System Clock)によって アクセスできる領域が限定される。

CPUとメモリ間の接続が比較的、軽量な割には、タイミングを合わせれば各コアが共有メモリの 全領域にアクセスができるので、実用性があるのかもしれない。実際、2020年にリリースされたと Parallaxのサイトにはある。

ここからは僕のゼロ遅延マルチコア(Zero-delay multicore)との比較になります。

普通のCPUの場合、デュアルポートメモリを使えば2コアなら共有メモリの全領域に毎サイクルアクセスできる。 しかし2コア以上は接続できないため、アプリによっては Propeller 2の8コアが圧倒的に有利ということになるだろう。しかしメモリアクセスのタイミングを 考えながらのプログラミングは多少、難しそうです。

ゼロ遅延マルチコアはデュアルポートメモリでも 4コアが共有メモリの全領域に毎サイクルアクセスできる。 Propeller 2の8コアはメモリアクセスのタイミングのために8コアが十分に活かせないアプリも多い。 4コアでもゼロ遅延マルチコアが性能的に勝ることは、良くありそうです。

ゼロ遅延マルチコアはデスクトップパソコンでお馴染みのSMPなのでプログラミングが容易。 8bit CPU WZetaを16bit化したTZetaのゼロ遅延マルチコアをリリースすれば米国Parallaxの Propeller 2を追い抜くことができるかもしれません。 もっともPropeller 2の各コアにはビデオ信号処理で便利な専用回路がついているので汎用マイコンとして 僕のゼロ遅延マルチコアと比較するのは間違っていたのかもしれません。

そうは言っても汎用マルチコア・マイコンのTZetaゼロ遅延マルチコアが、良さそうな気がしてきました。 日本のみなさん、TZetaを応援してみませんか?


11月5日 WZeta/TZetaの絶対的な目標について

ゲーム関係の方から意見を頂いたのですが基本的な考え方を日記に書きます。 絶対的な目標は8bit CPU WZeta および16bit化したTZetaのCPU技術を僕を中心とする人が進めて、 その効果を世界中の人が享受すること。そして僕が日本に住んでいるということ。 WZetaは税金を使わない方針を打ち出していますが、このためには、 まずゲームパソコンとして役立つものになってくれることでした。

ですから、なるべくゲーム需要を考えるのですが、なるべくなのです。

このCPUを文系視点で考えるなら、まず必要無いと言うと思います。 このCPUを作った僕ですらWZetaのCPU技術の良さに最初は気づかなかったので。 実際に使い始めてわかってくるのですが、これまでのCPUより良いところが多数あります。 そして悪いところがあっても、そこはARMが担当すればいいのです。 ARMでは実現できないところをWZetaは持っています。 つまり少ないトランジスタ数で動作する点です。

IoTで大量に使われることになるCPUを、できる限り少ない地下資源で製造すること。 ゴミから資源を回収するコストを考えるなら最初から少ない資源で製造できる技術を 開発したほうが良さそうです。

マルチプロセッサがCPUコア数以上の価値を創造するケースが増えています。 (割込み処理の話とか)
超小型マイコンではマルチプロセッサはありませんがWZetaはマルチプロセッサが 作りやすいアーキテクチャです。既にマイコンの世界にもマルチプロセッサは増えていますが、 さらなる利用領域の拡大と低スペック化でWZetaは活躍すると思います。 CPUコア間の通信時間ゼロ(ゼロ遅延マルチコア)という概念を用いれば1タスクを複数コアで 実行しても実用的になります。そしてWZetaはCPUコア間の通信時間ゼロを可能にします。 また開発するIoTシステムで最低限の性能をクリアできるCPUのスペックを高精度に 予測できる特長があります。 IoTシステム要求を満たす極限まで低い周波数のCPUを利用可能です。 このため、さらに少ない地下資源で良いことになる。 トランジスタ数以上の環境対策効果が期待できます。

マルチプロセッサの分野では早稲田大学が優勢のような気がしています。 (現)副総長の笠原先生は、遠い昔にCPUコア間の通信時間ゼロという概念のCPUの スケジュールアルゴリズムCP/MISFで博士を取得しているという記憶。

このCPUは電気・機械・情報通信の理系の先生の価値を創造します。 学生さんたちがゲームを作って、どんどん新しい技術を 開発していくというのでも良いのですけど。 将来を自ら切り開くつもりで頑張ったほうが、いいように思っています。


11月3日 レトロパソコンの16bit機のCPU

GowinのFPGAボート、Tang Nano 9Kが気になる。 10月21日の日記にも書いていますが、 今日はTang Nano 9Kがレトロパソコンの16bit機を再現するのに向いているという話。 僕が16bit機の再現を計画しているということではありません。

個人の趣味で作るのなら、あまり気になるところではないですが、 レトロパソコンの16bit機の再現で問題になるのがCPUのソースコードを どうするかだろう。

歴史を振り返るとアップルのMACはCPUを68000→PowerPC→インテル→Apple silicon(ARM)へと 変更している。そういうことならレトロパソコンの再現と同時にオープンソースのCPUに変更することを 考えている人たちがいるかもしれない。

僕のWZetaはオープンソースの8bit CPUだけど 16bit化したTZetaは考えられると思っている。 WZetaと同じ設計目標なので性能が出るCPUにはならないけどレトロパソコンを再現できるレベルまでなら、 最悪、高価な半導体を使って高周波数で、どうにかなるような気がする。

ただグラフィック用のプロセッサは僕は扱っていないので、他で考える必要がある。 ひたすら高周波数でCPUのみでどうにかする案もあるかもしれないけど。 WZetaのSDogコアと同じ構成のTZetaデュアルコアを作って少ないSRAMを キャッシュにして1コアをグラフィック用にする案はあるかもしれない。 SDogコアは1ポートメモリ用なので2コアでアクセスしてもメモリのスループット消費が軽いから、 画面表示のハードがメモリにアクセスする余裕がとれそうだという漠然とした予想があるのです。

ツイッターの僕のTL上にはTang Nano 9Kで自作8bit CPUを作った人がいるみたい。 verylowfreq氏の自作CPU
レトロパソコンの16bit機ではなくてもオリジナルの16bit機も考えられるかも。


11月3日 8bitパソコンWZ-660の基板開発中

頭痛で悩まされる中の作業で、進みが遅いのですが、10月31日の日記の基板の図から、 かなり修正をしました。実際に基板を作って動かしてみてから、きちんと公開する予定ですが、 無保証です。

雑談です。昔のアホな失敗談なので読む必要はないです。
あさっての5日から2日間は、早稲田祭(早稲田大学の文化祭)なのですね。 僕が、うわさされるのにピッタリのタイミングで総会懇親会の案内の手紙が届いたのだろうか。

1990年の文化祭のプラネタリウムの制御基板は、僕が作ったものです。 秋葉原の秋月電子のお店にあるステッピングモーターの回路図が参考になると先輩に 言われて秋葉原のお店に行って回路図とステッピングモーターを買って来ました。 当時、ステッピングモーターは1パルス、1.2度であることしか考えていない資料が多かったのです。 秋月のお店の前に、転がっていた中古のステッピングモーターを買ったのですが 1パルス7.2度でしたが良く動いてくれました。

秋月のキットにある回路図はNPN型トランジスタでしたが、お店にはPNP型トランジスタしかなくて、 PNP型トランジスタを買ったのです。
言い訳ですが、早稲田の電気工学科の電子回路の授業は3年後期からだったこと。 鳥人間コンテストに出場するため人力飛行機のプロペラ作りに全力を上げていたので3年前期まで 電気工学科に入っておきながら、電子回路を自主的にも勉強する時間がなかったこと。

なんとNPN型トランジスタをPNP型トランジスタで代替した回路を実際に作ってしまいました。 僕にとってトランジスタ回路のことより、慣れていないハンダ付けほうが心配で、 先にハンダ付けを始めてしまったことが失敗の原因。

間違った回路だと気づかないままステッピングモーターを回すため電源を入れました。 先輩からステッピングモーターのトクルは小さいと聞かされていたので弱々しく回っているのですが、 まだ間違いに気づかない。電源電圧を上げれば、もう少し改善されるのかと思って電圧を上げると、 パワートランジスタが白煙を上げて破裂しました。 (ちなみに電気工学科の同期の下宿の部屋でトランジスタを破裂させた。 あまり関係ないけど特許庁の審査官になっている)

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11月2日 早稲田大学同窓会1992年次、稲門会が12/3に開催

僕にも案内のハガキが来ました。

1992年3月に早稲田大学の学部を卒業した人たちの総会懇親会が2022年12月3日にあるそうです。 全学部の同期ということだから1万人くらいだろうか。かなり大規模な懇親会なのかな。

僕に総会懇親会の案内が来たのは、今回が初めて。卒業後、30年という節目ということもあり、 僕も呼んでおいたほうが良いだろうということになったのかも。

僕は1992年に理工学部電気工学科を卒業後、(現)副総長の笠原先生のところの研究室に入り1994年に修士で卒業。 1994年4月に日立製作所 中央研究所 超高速プロセッサ部に配属された後、すぐにIBMの大型コンピュータの 互換機を開発する仕事になっています。そこでIBM互換の暗号装置を3世代開発しています。

早い話が、企業秘密をいっぱい知っていることになっているので稲門会とは距離を置いていました。 東大会に入りそびれたという話もあるのですけど。

さて同期で誰が一番、有名になったかという話題にも興味はあります。そして僕もそれなりに有名かもと思っています。 欧米を凌ぐ性能の暗号プロセッサの開発や、8bit CPUながら 全世界にオープンソースのCPUを広めることを豪語するなど。 第2次世界大戦でいえばゼロ戦の設計者とも言える重要な人物であり、早稲田大学時代も人力飛行機のプロペラを設計。 早稲田大学で初めて鳥人間コンテストで飛行に成功しました。 また早稲田祭においてもプラネタリウムの制御基板を作るなど大活躍をしていました。

要するに日本民族を守りたいと思う人たちにとって僕は重要な技術を持っていて、さらに、 これから流行らせるオープンソースのCPUは世界の半導体産業に影響するというタイミングなのです。

30年ぶりに同期と会ってみたかったのですけど1992年次稲門会の参加は、
僕が暗殺されるリスクがあるので、自主規制することなると思っています。

しかし、これから僕は8bitパソコンWZ-660 の設計図を配ります。そしてこの互換機で儲かりたいと思う人を探しています。 このパソコンが売れる理由は 「画期的で将来性ある8bit CPU WZetaを使って、 とりあえずゲームを作ってみたい」ということに尽きます。 このCPUが、これから大量に使われるIoTデバイスのCPUになって、仕事になるような話を作れば 成功に近づくと思われます。ゲームを販売して儲けるでも良いのですけど。

僕は24時間、産業スパイに張り付かれているので、産業スパイと仲の良い人とは、 あまり付き合いたくないので、そうでない人からの連絡があればと思います。 スマホなどの電源を勝手に落としてしまう力を産業スパイは持っています。 ネットも曲がります。懲りずにアクセスしてくれる人、期待です。 早稲田関係以外の人も期待です。よろしくお願いします。

8bit CPUや互換機の話は、大丈夫ですが、 暗号プロセッサ関係の話は、日本人でも海外と繋がりの強い人と話すことは、 法律上難しいみたいなので、それをクリアしている人に限りますが、連絡してみてください。




暗号プロセッサ OpenICF3